自己紹介vol.3

introduction

3回目となる今回はいよいよ自己満もピークを迎え、製造業もライターも全く関係ない内容が大半を占めます。
有益な情報を求めてここに行き着いた方はすぐに離脱してください。

前回までの内容はこちら

自己紹介vol.1
初めまして。製造業記事や技術系記事を中心に、ライターとして執筆活動をしております、森野と申します。 ここでは私のプロフィール・経歴について詳しくご紹介していきます。
自己紹介vol.2
今回は前回の続きです。前回以上に自己満になってきたので興味のない方には退屈な内容だと思いますがどうぞよろしくお願い致します。20歳で高専卒業後に上京、工作機械メーカーに就職。

退職

ある時、社内で1番力を入れている新製品のプロジェクトに自分も参加することになります。先行で公開していたデザインがグッドデザイン賞を受賞したり、各種展示会への出展を控えていたり、とにかく慌ただしい日々を過ごしていました。

自分はというと、仕事には充実感を感じつつも、気持ちは少しバンドに傾いていました。

この時も久しぶりに毎週末を使ってのライブ遠征を入れて、2ヶ月ほど会社とライブハウスを行き来するような生活をしていました。

今思うと本当にタイミングが悪かったと思います。

結局、本業である仕事で大きなミスを犯し、先輩後輩みんなに迷惑を掛けながらどうにかプロジェクトを乗り切ることになります。

そんな状況でもバンドのスケジュールは決まっていたので、周りが残業している中、どうにか理由をつけて仕事を切り上げたり、休みをもらってバンド活動に向かう日もありました。しかし遠征までしてライブをしても仕事のミスを引きずり、全く良い演奏ができなかったりと、当時のメンバーにもとても迷惑をかけました。

会社ではプロジェクト終了後に上司に呼ばれ「最近どうした?」「なんかあったら相談しろよ」と怒られるどころか優しくされてしまい、余計に落ち込みました…笑
(当時、会社ではバンドにどっぷり浸かっていることは隠していました)

こうして仕事でもバンドでも重要なタイミングで失敗が続き、今後について本気で考えるキッカケとなりました。

そしてこの後、会社を退職。音楽に専念することを決めます。

「え?会社辞めるの?」
「バンド辞めるんじゃなくて?」
というのが当然の意見ですね。20代前半、本当に若かったと思います。

それでも当時は本気でやっていて、日に日にバンドでもチャンスをもらい始めていました。周りのバンドの中にもいわゆる「売れたバンド」を見かけるようになり、学生時代にやり切れなかった分、どうしても自分を試したかったんだと思います。

同僚や両親からはもちろん引き止められました。今こうして思い返しても、辞めずに続ける方法はいくらでもあったと思います。

ただ、自分もずっと悩んでいたことだったので、今でも後悔はないですね。

退職した翌日、新しく契約した月3万円のボロアパートで何もせず、寝ながらぼーっと考え込んでいたのを覚えています。

音楽漬けの日々

ここは細かく話すと本当に長くなってしまいますので、要点だけ失礼します。(そもそも要点なんてないですが…)

ライブハウスでの仕事

音楽に専念するといっても、収入がないことには生活できません。まずは何かしらアルバイトを探して、それ以外の時間は全てバンドに充てようと思っていました。

退職して2、3日経ったある日、バンドでよく出演させてもらっているライブハウスの店長から突然連絡をもらいます。

「仕事辞めちゃったんだって?これからどうするの?今週末ちょっと人足りないんだけど手伝いに来ない?」といったかるいお誘いでした。
(どこから聞いたのかわかりませんが界隈というのは話がまわるのが早い…)

断る理由もなかったので何となく遊びに行くような感覚で手伝いに行くことに。

もちろんライブハウスの仕事なんて全くわかりません。「ドリンクでも作るのかな」くらいの気持ちでした。

行ってみると、ドリンク作りや受付業務なんかもかるく教わりましたが、その後すぐに照明やステージアシスタントの仕事をすることに。

多少の研修(のようなもの)はありましたが、ほとんどぶっつけ本番だった気がします。
(必死すぎて記憶がありません、あの日出演していたバンドさん、ごめんなさい)

結果的に、この日の仕事を終える頃にはタイムカードのスタッフ欄に自分の名前がすでに入っていることに気付き、3秒悩んでから「よろしくお願いします!」と伝えて働かせてもらうことになりました。

それからは仕事が本当に楽しかったです。全国各地のバンドと交流しながらライブが見れてお金も貰える。こんな夢のような仕事があるのかと思いました…笑

しかし現実は甘くはなく、稼ぎとしては本当に少なかったためかなり厳しい生活を強いられました。それでも最低限のバンド活動費くらいは稼げていたので、それだけで十分でした。
(当時は年金、市民税、健康保険、あらゆる税金を…)

バンド活動

それからというもの、何をするにもバンド優先。時間にして約6年、ライブハウスで働きながらバンドのことだけを考える生活を送ります。

会社員を続けていたらどうなっていたのか、考えることはたまにありましたが、続けていたら舞い込んでこなかった話もきっと沢山ありました。

音楽事務所に所属することになり、インディーズながらCDをリリースしたり、タワーレコードでのインストアライブ、ワンマンライブなど、それまで経験したことのない世界を見ることができました。

会社員の頃やっていた遊びの延長のような音楽が、自分をここまで連れてきてくれました。

これだけ読むと紅白決まったみたいになってますが…笑
結局自分はその後、音楽で成功することはありませんでした。

もちろん何をもって「成功」といえるかは人それぞれですし、今もバンドはゆっくり続けています。なのでいつどこで急に人気が出るかはわかりません、今でもフジロック出たいです…笑

ただ大きく成功することはありませんでしたが、就職したばかりの頃抱えていたバンドやりたいという悩みを思えば、自分にとっては十分過ぎる音楽人生だと思います。

本当に成功した人からすると、ぬるい話かもしれませんね。

それでも今の自分を創っている大半はこの経験からくるもので、これがあったからその後の再就職、そして現在のライター業を始めるときも「行動」にいたることができたのだと思います。

(若干感動的にまとめてありますが、要するに「会社辞めてバンドに専念したけど売れなかったよ」って話です)

次回は再就職〜現在までをお話して自己紹介は終わりにしたいと思います。
今回もお付き合い頂きありがとうございました。

vol.4【完】に続く

自己紹介vol.1
初めまして。製造業記事や技術系記事を中心に、ライターとして執筆活動をしております、森野と申します。 ここでは私のプロフィール・経歴について詳しくご紹介していきます。
自己紹介vol.2
今回は前回の続きです。前回以上に自己満になってきたので興味のない方には退屈な内容だと思いますがどうぞよろしくお願い致します。20歳で高専卒業後に上京、工作機械メーカーに就職。
自己紹介vol.3
3回目となる今回はいよいよ自己満もピークを迎え、製造業もライターも全く関係ない内容が大半を占めます。有益な情報を求めてここに行き着いた方はすぐに離脱してください。
自己紹介vol.4【完】
4回に渡りお送りしました自己紹介も今回で最後になります。最後くらいはということで、現在の仕事を中心に製造業に関する内容を結構盛り込みました。

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